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コラム

No.4 ストレスチェックは働きやすい職場環境づくりで大活躍!?

2021/10/25

ストレスチェックを実施するだけで集団分析の結果を放置したりしていませんか?結果からどのように職場環境を良くしていくかを考えるきっかけとして活用していくことがとても大切です。「でも、どう活用していけばいいの?」、「改善の方法が分からない」という声をよく耳にします。そこで、今回はストレスチェックを活かした職場環境づくりのためのポイントについてお伝えしていきます!


皆さんの職場に「やらされ感」が蔓延していませんか?

仕事の量的負担は、業務量がどれくらい負担感になっているのかを示す指標です。業務量が多くなればなるほど、負担感が増え、様々な不調が出てきます。仕事のコントロールは、業務を進めるうえで、自分のペースで仕事ができるかを表します。この数値が低いと、自分のペースで仕事ができないので、ストレスを感じやすくなります。業務量が多く、自分のペースで仕事ができないのであれば、多くの人は「やらされ感」を持ち、それが続くとモチベーションにも影響することは容易に想像がつきますよね。ストレスチェックの結果は、社員が仕事をどれくらい負担に感じているのか、どこにストレスの原因があると感じているのかを理解するためのヒントがたくさん詰まっているわけです。


「サポート」と「コミュニケーション」を見直し、求めている支援につなげる!

ストレスを和らげる要因の一つに、職場や周囲のサポートの有無があります。ストレスチェックでは職場でのサポートを、「上司からのサポート」と「同僚からのサポート」に分けて分析しています。サポート不足の原因の多くは、コミュニケーションが足りなかったり、コミュニケーションの方法が適切でないなどです。サポート不足が見受けられた場合は、コミュニケーションの方法を見直してみたり、サポート体制について再考してみることをお勧めします。また、サポート体制の見直しに加えて、「コミュニケーションをとる機会や場を創ること」も効果があるといわれています。仕事が大変でも職場のサポートがあることで、長く働ける方は多くいらっしゃいます。


事実、コミュニケーションに関する心理学の研究では、適切なコミュニケーションを行っているグループにおいてモチベーションや生産性が高まることが判明しています。業務量をコントロールすることは難しくても、コミュニケーションには比較的取り組みやすく、かつ効果的と考えられます。実際にカウンセリングを行う中でも、「上司とのコミュニケーションの方法がわからない…」、「部下が何を考えているのか分からない…」、「誰に相談していいのか知らなくて、相談できない…」といったご相談を良く耳にしますが、コミュニケーションやサポートの方法を見直すと、仕事へのモチベーションや意欲が上がる人が多いなと感じています。


「健康リスク値」は職場の救援信号?

健康リスク値は日本全国の職場と比較して、どれくらい心身の不調が発生する確率が高いか、低いかが分かる指標です。全国の平均は100となっており、例えば健康リスク120はストレス反応(憂鬱な気分や不安)、医療費、疾病休業が通常の20%増で起こると予想される状態です。逆にリスク値が80であれば、ストレス反応の度合いや医療費や疾病休業の発生割合も20%低く、比較的安全な職場であると考えられます。この数値を超えたら危ないという基準値はないものの、以前の結果と比較して数値が低くなることを目標にしていただくことをお勧めしています。健康リスク値を把握することで、職場や部署、年齢など、どの属性にどういった支援が必要かを考えるきっかけや、リスク値が高い属性=早期に対応するべき属性と判断する材料となります。早期対応によって、トラブルや問題の連鎖を防ぐことも期待できます。


ストレスチェックを活かした職場環境づくりのためには、これらの視点から結果を見ていくことがポイントです。ストレスチェックは現状の把握のみならず、企業の強みと弱みが詰まったデータが満載です。組織の良いところは継続しつつ、弱みを改善するためのヒントを掴み、働きやすい職場環境づくりに活かしていきましょう!


弊社のような外部の専門家や企業と一緒にストレスチェックの結果を振り返ることで、組織の課題や現状について情報整理ができます。ぜひ、組織のメンタルヘルス対策にお困りの際はフィスメックにお声がけください。


株式会社フィスメック 臨床心理士