働いているなかでストレスを感じるというのは、ごく一般的なことです。仕事や職場でのストレスへの適切な対処方法を身につければ、より健康的に働けるようになります。
自分でできるストレス対処方法
- ストレスの原因を明確にする
まず、ストレスの原因を見つけることが大切です。自分の状態を把握し、ストレスの原因がどこにあるか、どういう条件で自分のストレスが高まるかを分析し理解することで、その問題に具体的に対処できるようになります。 - コミュニケーションをとる
コミュニケーションも大切な要素です。同僚や上司とのオープンかつ建設的な対話によって、不安が軽減されたり、誤解を解消されたりします。協力関係を築くのにも役立ちます。 - 適切なストレス解消法を見つける
ストレス管理のために、適切なストレス解消法を見つけることも重要です。運動や瞑想、趣味に時間を割くことで、リフレッシュし、ストレスを軽減できます。 - 休日はしっかり休む
さらに、適切な仕事とプライベートのバランスを取ることも必要です。定期的な休暇や有給休暇を取得し、リラックスする時間を確保しましょう。 - セルフケアをする
最後に、自己ケアを怠らないことが大切です。健康な食事、十分な睡眠、ストレスをコントロールするためのテクニックを取り入れることで、精神と身体の健康を維持できます。
カウンセラーにも頼ってみましょう
そのストレスの質と量、そして自分の置かれている状況によっては、自分ではどうにもならないときがあります。そういったときは、カウンセラーなどの専門家の支援を取り入れてみてはいかがでしょうか。
アメリカの映画やドラマを観ていると、日本のそれに比べて、カウンセリングを受けているシーンが多く出てきます。アメリカでは日本よりもカウンセリングが普及しているのです。アメリカ人と日本人では国民性が異なりはしますが、すでに食生活や生活様式が欧米化している今、メンタルヘルスケアも欧米化していくことも不思議ではありません。新しいストレス対処方法の一つとして、カウンセリングを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
使いやすいカウンセリングサービスを見つけましょう
人によっては、カウンセリングを簡単に、しかも無料で利用できることがあります。次のようなサービスがあるかどうか、自分にその利用資格があるかどうかを調べてみるとよいでしょう。
- 会社に産業医や保健師が常駐し、メンタルを含む健康相談ができる
- 月に数回、会社に産業医やカウンセラーが健康相談のために巡回してくる
- 会社が従業員向けに外部EAP機関のカウンセリングサービスを契約をしている
- ストレスチェックの受検後に、一定期間カウンセリングサービスが利用できる
- 会社が契約する健康保険や団体保険が、被保険者向けにカウンセリングサービスを提供している
- 個人が契約する医療保険や生命保険が、契約者向けに付帯サービスとしてカウンセリングサービスを提供している
こころの耳をご存知ですか
厚生労働省の「こころの耳」の相談窓口(https://kokoro.mhlw.go.jp/soudan/)は、働く人やその家族、人事担当者なら誰でも利用できます。電話・SNS・メールでの相談ができるので、気軽に使ってみるのもよいのではないでしょうか。