経産省の補助金事業に採択されました

当社は、経済産業省の令和6年度補正「先端技術活用メンタルヘルスサービス開発支援事業費補助金」(サービス導入事業者向け)の採択事業者となりました(外部リンク)。導入事業者様の補助金手続きが完了し、さらに採択を受けられますと、「SMARTくん」の実施に対し、補助金が支払われる見込みです(上限300万円)。補助金に関する詳細についてはページ下部をごらんください。

※事業名  :AI支援型インターネット認知行動療法(SMART-CBT)によるセルフケア促進
※サービス名:AIくんと学ぶストレスマネジメント「SMARTくん」

SMARTくんとは?

SMARTくんのメリット

  • 従業員がSMARTくん(AI)と認知行動療法を学習でき、セルフケアに活用できる
  • 東京大学の川上憲人教授らにより作成されたプログラム
  • 学習を繰り返すことでより効果が期待できる
  • 講義とワークがセットになり、講義で学習したことをワークで実践できる
  • ワークに取り組むことで、ストレスとの向き合い方や考え方の整理方法を学べる
  • SMARTくん(AI)がワークの内容を判断してくれる
  • インターネットブラウザだけで完結するe-learning形式で導入が簡単
  • 業務の合間のスキマ時間を使って、自分のペースで学べる

認知行動療法とは?

認知行動療法(Cognitive Behavior Therapy)はCBTとも呼ばれ、ストレスなどで固まって狭くなってしまった考えや行動を、ご自身の力で柔らかくときほぐし、自由に考えたり行動したりするのをお手伝いする心理療法です。(国立精神・神経医療研究センターHPより)

認知行動療法では、気分、思考、行動、身体反応の4つの側面が相互に影響し合っていると考え、これらの相互作用に注目して、問題解決や感情のコントロールをします。特に、考え方の偏り(認知の歪み)に気づき、それを修正することで、気分や行動の変化を促します。

インターネット認知行動療法とは?

インターネットによる認知行動療法(iCBT)は、カウンセラーなどの心理専門職がついておこなうガイドつきのiCBTプログラムと、ガイドなしのiCBTプログラムがありました。

しかし、ガイドありの場合は人材育成、人件費などの問題がありました。また、ガイドなしの場合は効果が持続しないことが問題でした。

そこで、川上教授らはAIによるガイドつきiCBTプログラム(SMART-CBT)を開発し、心理専門職のガイドつきiCBTプログラムと同等の効果が持続することが明らかにしました。

SMARTくんのカリキュラム

  1. ストレスの仕組み(心理学的ストレスモデル)
  2. 自分を分析するコツ(認知行動モデルでの問題整理)
  3. 心の元気UPのコツ(行動活性化法、リラクセーション技法)
  4. 頭の切り替え法(1)(認知再構成法)
  5. 頭の切り替え法(2)(認知再構成法)
  6. 効果的な問題解決(問題解決技法)

SMARTくんのコメント機能

カリキュラムの中のセルフチェックを実施すると、その結果に基づき、SMARTくん(AI)がこの先1年間の仕事(パフォーマンス、成功、トラブル)や健康・生活(健康問題、人間関係、家族の心配事)がどのようになっているかを予測し、コメントします。

SMARTくんはこのような企業におすすめです

  • ストレスチェック後のフォローアップとして
  • 効果が確認されている確かなツールを探している
  • セルフケア研修の代わりとなるサービスを探している
  • セルフケア研修をさらに補強したい
  • 従業員に適切なストレス対処法を学習してほしい

SMARTくんサービス提供にかかる費用

セットアップ費用:12,000円(税別)
受講費用:700円(税別)/人

※なお、今回はeラーニング形式で学ぶことが出来る「SMARTくん」サービスの提供についてのみ補助対象となっておりますが、弊社では「ストレスチェック」という別サービスを準備しております。「ストレスチェック」サービスについては、今回の補助金の対象外となりますが、本「SMARTくん」サービスと併用の場合、割引が発生しますので、詳細は担当者までお問合せください。

SMARTくんの導入・実施手順

  1. お申込(Webサイトまたはメール)、ご契約
  2. 受講対象者リストのご提出・利用料金のお支払い(開始3週間前)
  3. 事前アンケートへのご回答(開始1週間前)
  4. カリキュラムの受講(1~6 週間)
  5. 事後アンケートへのご回答(終了後2週間以内)
  6. アンケート結果等受講レポートの提出

よくあるご質問

Q1. そもそも「SMARTくん」って何?

SMARTくんは、東京大学が作成した、働く人向けのAI支援型のストレス対処プログラムです。パソコンやスマートフォンで、全6回のワークに取り組むことで、ストレスとの向き合い方や考え方の整理法を学べます。

Q2. うちの会社にはメンタルヘルス不調者がいないので、導入する意味はないのでは?

導入する意味はあります。SMARTくんは「治療」ではなく「予防」が目的です。ストレスに強くなるスキルを身につけることで、将来の休職・離職・生産性低下のリスクを減らすことが期待できます。風邪と同じで、メンタルヘルス不調も「ならないように備える」ほうが効果的です。さらに体調と同じで、心の健康も正しい知識と習慣がある人の方が崩れにくいのです。

Q3. 認知行動療法って、精神疾患の人が受けるものでは?

元々は医療の現場で使われていましたが、現在はセルフケアや企業研修でも広く使われています。SMARTくんは、専門家がいなくても安全に取り組めるように設計されており、働く人が日頃体験するような軽いストレスや日々のモヤモヤを整理するための「心のトレーニング」として活用できます。

Q4. なぜ会社で「全員一斉に」やる必要があるの?

希望者のみに受講いただくこともありますが、全従業員に一斉に実施していただくことで次のようなメリットがあります:

まず、ストレス対処の共通言語が生まれ、上司部下間で「気持ちの切り替え方」などが共有されやすくなります。また、「メンタルヘルスケア=特別な人のためだけのもの」という偏見をなくすことができます。全員がやることで心理的安全性と公平感を確保できることでしょう。

Q5. 社員がやらされ感をもって嫌がらないか不安です…

SMARTくんは「ポジティブで実用的な内容」が多く、実際にやってみると「意外と楽しかった」「プライベートにも役立つ」など前向きな声が多く聞かれています。自分のペースで取り組めるため、押し付けられる感じが少なく、安心して使える設計です。

Q6. 効果は本当にあるの?

はい。SMARTくんは東京大学の研究に基づき開発され、専門職が行う認知行動療法と同等の効果があると、報告されています。さらに効果は一時的ではなく、受講後も一定期間持続することも実証されています。

Q7. 担当者の手間はどれくらい?

必要なのは、受講者リストの提出のみです。セットアップもフィスメックが行います。ご担当者さまの負担が非常に少ないのが特長です。

Q8. ストレスチェックだけで十分では?

ストレスチェックを受けただけでは、個人結果を見るのみで、その後行動の変化にはなかなか結びつきません。そこでSMARTくんを実践することで「行動の変化」につながりやすくなります。SMARTくんを、計測だけではなく対策までつながる一連の流れとして、社内のメンタルヘルス対策に取り入れてはいかがでしょうか。

Q9. メンタルヘルスを整えても、会社にメリットはないのでは?

企業が従業員のメンタルヘルスケアを戦略的に整えることは、生産性・定着率の高い組織文化をつくる上で重要な健康投資と考えられています。

補助金に関する詳細

中小企業の定義

本事業は中小企業に向けたもので、業種ごとに中小企業の定義が異なります。公募要項(外部リンク)の「第2章 補助対象(申請対象・要件)」「第1節 申請の対象となる事業者及び申請の要件」「(1) 本事業の交付申請の対象となる中小企業の定義」を参考にしております。

業種分類 定義
① 製造業、建設業、運輸業資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人事業主
② 卸売業 資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人事業主
③ サービス業(ソフトウェア業又は情報処理サービス業、旅館業を除く)資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人事業主
④ 小売業 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人事業主
⑤ ゴム製品製造業(自動車又は航空機用タイヤ及びチューブ製造業並びに工場用ベルト製造業を除く)資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が900人以下の会社及び個人事業主
⑥ ソフトウェア業又は情報処理サービス業資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人事業主
⑦ 旅館業資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が200人以下の会社及び個人事業主
⑧ その他業種(上記以外) 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人事業主
⑨ 医療法人、社会福祉法人常時使用する従業員の数が300人以下の者
⑩ 学校法人常時使用する従業員の数が300人以下の者
⑪ 商工会・都道府県連合会及び商工会議所常時使用する従業員の数が100人以下の者
⑫ 中小企業支援法第2条第1項第4号に規定される中小企業団体上記①~⑧の業種分類に基づき、その主たる業種に記載の従業員規模以下の者
⑬ 特別の法律によって設立された組合又はその連合会上記①~⑧の業種分類に基づき、その主たる業種に記載の従業員規模以下の者
⑭ 財団法人(一般・公益)、社団法人(一般・公益)上記①~⑧の業種分類に基づき、その主たる業種に記載の従業員規模以下の者
⑮ 特定非営利法人 上記①~⑧の業種分類に基づき、その主たる業種に記載の従業員規模以下の者

補助金の支払までの流れ

期限・時期工程
6月23日(月)14:00〜16:00補助事業合同説明会(Zoomウェビナー)案内(外部リンク
申込先(外部リンク)後日アーカイブ配信あり
7月17日(木)12:00
定員に達するまでの先着順に変更になりました
公募締切 ※ 6/10(火)より公募が開始されています。
企業の「心の健康投資」を支えるメンタルヘルスサービス導入促進事業の公募について(外部リンク
7月下旬 ~ 8月上旬頃採択決定
8月下旬頃より順次交付決定
1月30日(金)まで
2月28日(土)まで
サービス利用終了
2月27日(金)まで報告書提出
2月下旬~3月中旬確定検査
3月末補助金確定・支払

応募書類について

様式1 公募申請書(Word形式)書き方サンプル
様式2 エントリーシート(Excel形式)書き方サンプル
様式3 暴力団排除に関する誓約書(Word形式)書き方サンプル

応募書類の提出について

応募に関しては、本事業の事務局であるシード・プランニングにお問い合わせください。

提出期限2025年7月17日 正午12時
定員に達するまでの先着順に変更になりました
提出方法電子メールに添付
提出先宛名株式会社シード・プランニング 令和6年度補正 先端技術を活用したメンタルヘルスサービス開発支援事業費補助金事務局
提出先メールアドレスmhs@seedplanning.co.jp
メール件名〇〇株式会社 令和6年度補正 先端技術を活用したメンタルヘルスサービス開発支援事業費補助金(導入事業者 公募申請書類一式のご提出)

本サービスについて

サービス類型:認知行動療法やマインドフルネス等の心理学の理論を取り入れたデジタルサービス
想定対象者:従業員全般にご受講いただけます。