ストレスチェックの不誠実回答の例…すべて右端

ストレスチェックの四つの選択肢のうち、すべて右端で回答すると、女性の場合はこのような個人結果になります。この個人結果は、「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」の「高ストレス者を選定するための方法」のp.44 「評価基準の例(その2)」の計算では高ストレス者になります。

不誠実回答からわかる矛盾点

「B ストレスによっておこる心身の反応」では、「活気」の項目だけが非常に良い結果ですが、「イライラ感」「疲労感」「不安感」「抑うつ感」「身体愁訴」は非常に悪い結果となっています。イライラしてクタクタで不安で体にも症状が来ているなら、その「活気」は本当にあるのか、なんだか矛盾しているのではないかと感じます。

「C ストレス反応に影響を与える因子」ではすべての項目が最低でサポートがないのですが、「A ストレスの原因と考えられる因子」の「職場での対人関係」は普通となっています。サポートがなく、個人の裁量に任されているような職場なのかと思いきや、「仕事のコントロール」は最低で、どういう職場なのかなと気になりました。